メガネを初めて作るときのコツ。3つの考え方(メガネフレーム編・メガネレンズ編・眼鏡店編)

今回は、メガネを初めて作るときのコツ。3つの考え方(メガネフレーム編・メガネレンズ編・眼鏡店編)を、ここ最近、2回程続けて満足いく眼鏡が作れている私の体験を通してお伝えします。

私は、今回メガネ作りをする以前に、メガネを作った経験がありませんでした。

なので、
・数えきれない程のメガネフレームの数に戸惑って疲れてしまったり、

・レンズメーカー各社のレンズの違いを数値的に比較してみてもイマイチわからなかったり、

・こんな沢山の眼鏡屋さんの中から、どうやって自分に合うところを見つけたら良いのか?

というような迷いは、当然のようにありました。

そこで、初めてメガネを作る時の3つの考え方のコツを、

・メガネフレーム編

・メガネレンズ編

・眼鏡店編

に分けてお伝えしようと思います。

そして、

・眼鏡を作るモチベーションが高まり、

・機能的にもしっくりきて、

・似合うメガネフレームも見つかり、

というような、あなたにとって品質のよい眼鏡選びのキッカケなればと思います。

私自身が初めて眼鏡を作った時の心境や心理、そして実際のメガネ作りを通しての気づきも踏まえて書きました。

興味がある方は、どうぞ最後まで読んでみてください。

メガネを初めて作る方へ、「最も伝えたい一言」

先ず、メガネを初めて作ろうとお考えの方へ最も伝えたい一言があります。

それは、、、

眼鏡をかけると『世の中が美しく見える』ということです。

自分なりに、ここ数年で2回のメガネ作りに成功したと感じている眼鏡をかけている時に、率直に感じた感想です。

例えば、「世の中が美しく見える」というのは、

・何気ない日常のシーンでもドラマチックに見えるとか、
・澄んだ空気の中で風景がクリアに見えるというような、

カメラのレンズを通しファインダーを覗いた時のような感覚に近いです。

また、
普通に道を走る車や街を歩く人々を見ても、何か映画のワンシーンを見ているような、、、

極端かもしれませんが、

「なんか生きててよかったなぁ」みたいな幸せを感じていることすらあります。

もしかして、
この感覚って、「自分だけなのかなぁ」と思ったりしたこともありました。

でも、ある時、、、

知人と自分のかけている眼鏡について話す機会がありました。

私:
「メガネかけると、なんか世の中が美しく見えるんだよね」と、ちょっと照れながら話をしたら、

知人:
「その感覚って全然ずれてないと思うよ」

知人:
「メガネをかけると、そうやって見るモノが綺麗に見えるみたいに言う人もいるよ」と、返答をくれました。

その言葉を受けて私は、、、
「へーそうなんだー」と思い、自分の感覚がおかしいのかなぁ…という不安から解消されました。

というような体験を背景にしつつ、

ここから『初めてメガネを作る時の3つの考え方のコツ』を、お伝えしていきたいと思います。

初めてのメガネ作りのあなたの迷いや不安を払拭してもらい、メガネを作りに生かしてもらえたら幸いです。

では、引き続きどうぞご覧ください。

メガネを初めて作るときのコツ、3つの考え方。

ここでは、『メガネを初めて作るときのコツ』を

・質の良いメガネフレームを選ぶ
・質の良いレンズを選ぶ
・質の良い対応をしてくれる眼鏡屋さんを選ぶ

の3つの考え方に分けて、具体的にお伝えしていきます。

質の良いメガネフレームを選ぶ

文字通り、質の良いメガネフレームを選びは大切です。


なぜなら、品質の良いモノを購入すると、そのモノを大切にしたいという気持ちがあなたの感受性や自尊心を高めてくれるからです。

例えば、眼鏡に限らず、お気に入りの物を買った時は、箱や袋からから出すのがもったいない気持ちにもなります。

使うために購入した気持ちと裏腹に、キズがつくのが嫌だったり、使い込んだ古い感じになるのが嫌で、飾って置くだけになったりします。

でも、
そういう気持ちにさせてくれるモノとの出会いは、自分の心地良さの純度を高めてくれ、結果、世の中が美しく見える土台ができているように思います。

例えば、、、先日、
ベースボールキャップを探しにスポーツショップに行った時の話です。

そのスポーツショップで、飽きがこなそうなシンプルなゴルフメーカーのキャップを見つけました。

値段は安いわけでも極端に高いわけでもないのですが、出来るだけ長い期間、大切に被りたい気持ちになりました。

どうやら現在も、その気持ちは変わっていないようです。

その大切にしたいと思うキャップを被る時は、確かに気分もよく、感受性や自尊心が高まっている感じがしています。

ですので、
まず自分の感性にしっくり合いそうなメガネフレームを探してみてください。

そこで、せっかくですので、3ステップでメガネフレームを探すためのコツを、もう少し深掘りしてお伝えしていきます。

メガネフレーム探しのポイント【3つのステップ】

あなたも無意識で行っていることかもしれませんが、

私の経験上から、メガネフレーム探しのポイントをご紹介します。

お店に行く前に、スマホで検索してみる(ステップ①)


「メガネフレーム」で検索すると、眼鏡屋さんやブランド別のメガネなどの検索結果が表示されると思います。

自分の嗜好に合うメガネがありそうなメガネ屋さんや、ブランドメガネに目安をつけてみましょう。

ある程度の数の種類のメガネフレームを見ていくと、自分好みの傾向が見えてくると思います。

例えば、
前述したベースボールキャップを探しにスポーツショップに行った時のエピソードがあります。

私はゴルフを趣味にしているわけではないので、特にゴルフブランドに詳しいわけでもありません。

ですので、
その時購入したゴルフキャップのブランドをあらためて自宅で確認してみたんです。

実は、
その前年にゴルフブランドのダウンパンツを購入していたんです。

そういう訳もあって、
「ダウンパンツ、どこのブランドだっけ?」と何気なく確認したら。。。

なんと、
購入したゴルフキャップと同じブランドだったんです。

これには自分もびっくりしたのを覚えています。

つまり、
もしあなたが好きなブランドの洋服があって自分好みの傾向をつかんでいるのであれば、その辺りも念頭に置いてメガネフレームをチェックしてみるのも良いと思います。

洋服ブランドによっては、メガネフレームも商品化していますので、自分好みのメガネフレームに出逢いやすくなるのかなと思います。

こんな感じを念頭に置きつつ、
スマホのスクリーンショットなどで、かけてみたいメガネを保存して、画像と共に眼鏡屋さんへ出向いてみましょう。

眼鏡屋さんで、お気に入りのメガネフレームを試しにかけてみる(ステップ②)

実際の眼鏡屋さんで、実物のメガネを手に取って、試しにかけてみましょう。
立体ではない写真や画像では伝わってこない微妙な違いが感じ取れると思います。

・メガネフレームの重量感や、
・メガネフレームの縁の丸さ加減だったり、
・メガネフレームの色合いだったり、
・メガネフレームの「つる」の角度や太さの印象だったり、

などなど…

実物に触れることで、メガネフレームのパーツごとの印象の違いを、さらに感じられると思います。

「じゃぁその違いを感じ取れたけど、どうやって自分に似合そうなメガネを選んだらいいの?」

となりますよね。

そこで、私が実際にやっていたことなんですが、、、

自分自身を客観的に見るために、メガネをかけた自分の顔をスマホで自撮りをすることです。

誰か一緒に行ってくれる人がいれば、その人に見てもらうのも1つの方法ですが、自撮りして自分を客観的に見るのも良い方法だと思います。

例えば、実際に眼鏡屋さんに設置してある鏡で、メガネをかけた自分を見るのもありです。

しかし、意外と客観的に見れないような気がしています。

なぜならば、
撮影した写真を、あらためて見てみるという『時間差』が、自分の目線を客観的に変える事ができると感じるからです。

例えば、手紙を書いたら、
「1日置いて次に日にもう一度見てみると、修正するところが多々見つかる」

ということを耳にしたことがあるかと思います。

つまり、その1日置くという時間差が、他人目線になれるという事だと思います。

同様に、
自撮りした写真(画像)をあらためて見るというワンクッションの手間をかける事が時間差となり、自分を客観視できるのだと思っています。

ですので、
あなたが眼鏡屋さんで、スマホで自撮りができるのであれば、何種類かの違うパターンのメガネをかけて自撮りをしてみましょう。

そして、
その自撮り写真を自宅に帰ってから見てみると、メガネ屋さんで眼鏡をかけて鏡を見た印象とは、また違った目線を持てると思います。

なので、ぜひ客観的にメガネをかけた自分の雰囲気を捉えるためにも試してみてくださいね。

そして次の③では、
さらに眼鏡をかけた自分の雰囲気を客観的に見るための1つの方法をご紹介します。

眼鏡をかけている人を観察する(ステップ③)

自分を客観的に見る方法として、
他人がメガネをかけた姿を見て観察みることは、とても有益です。

なぜなら、他人事を自分事のようにフィードバックできるからです。

例えば、
仲のいい親子が一緒にメガネ選びをする、下の写真のように、

・「これは似合うなぁ」
・「これは似合わないなぁ」
・「こっちのがいいんじゃない?」

と、アドバイスする感じの視点と優しさを持ち、街を歩いている人を観察させてもらう感じです。

例えば、、、

・「この人は目が大きいから、もう少し大きいリム(レンズの周りを囲むフチ部分)の方がいいんじゃないかな?」
→その方が全体のバランスが良さそう!

・「あの女の子のリムはかなり大きめだけど、なんか可愛く見えるなぁ」
→私にも似合うかな!

・「この男性のメガネの「つる」ちょっと太めだけど、結構かっこよく見えるなぁ」
→今度試しにかけてみよう!

このようにして、眼鏡をかけた方のお顔や雰囲気を観る機会を増やすと、

・「自分にはこれが似合いそう」
・「このメガネは意外に似合うかも、、、チャレンジしてかけてみたい」

など、自分の似合うメガネフレーム選びの可能性も広がります。

なので、
・メガネが似合うとか似合わないとか、
・このメガネが欲しいとか欲しくないとか、

自分なりに予測をしてみることをオススメします。

そうすると、
実際にメガネ屋さんの店員さんの提案にも言われたままではなく、活かすというスタンスで受け入れやすくなると思います。

そうすれば、
より自分の納得いくメガネ作りに近づけると思いますので、ぜひ質の高い眼鏡フレーム選びの1つとして活かしてみてくださいね。

質の良いレンズを選ぶ

結論から言いますと、質の良いレンズ選びは、とても重要なことは言うまでもありません。
なぜなら、当たり前かもしれませんが、目に映るものをメガネのレンズを通して見るからです。でも、私がここで言う質の良いレンズとは、人によって質が良いと感じるニュアンスが違うと思っています。

なぜならば、
前述したメガネフレーム作りで、ベースボールキャップを買いに行ったお話をしたと思います。

単に高い安いという価格で見る価値感覚だけではないと思っているからです。

例えば、
絵画とカメラレンズに置き換えてお話をしよう思います。

まず絵画を例にお話ししてみます。

絵画は、○○主義というのが多々あります。

比較しやすいところで、

・現実と全くズレがないように描く事を目指す写実主義(リアリズム)

出典:wikipedia

・その場の空気感を光の描写を意識し自分の受けた印象で描く印象主義(印象派)

出典:wikipedia 

の2つで考えてみます。

写実主義は、いかに精巧に現実通りに描くかということが絵画としての質の高さであり、

印象主義は、現実離れはしないけれども、写実主義より個人的な見解が入りつつの現実を表現するかが、絵画としての質の高さだと私は捉えました。

この絵画における2つの主義の比較から、メガネに置き換えてお伝えしたいのは、

絵画を描く主義が人によって違うように、メガネレンズメーカーも同様に各社の主義主張があるということです。

ですから、作り出されるレンズの特徴にも違いが出るものだと思います。

そして、消費者側の私たちが「○○社のレンズはいい」という言葉は、自分の好みも含んで発せられている言葉だと思うのです。

つまり、ここでいう質が良いレンズというのは、製作者側のレンズの特徴と購入者側のレンズへの好みが一致して、初めて質が良いレンズと言えると思っています。

ただ、そうは言っても、ある程度のメガネレンズの品質は気になりますよね。

なので、そのレンズの品質は、
一般的に認知されているカメラレンズメーカで、メガネレンズも作っている」という基準が、信頼に値すると考えます。

また、眼鏡屋さんが、「どこのレンズメーカーを主力として扱っているのか」という見方で、メガネを販売する各社の主義主張の目安もつくと思います。

 

質の良い対応をしてくれる眼鏡屋さんを選ぶ

私の思う質の良い対応とは、あなたのニュアンスを感じとってくれる眼鏡屋さんと考えています。

例えば、、、
「視力は良いけど、どうしても眼鏡を作りたい」と思って、メガネショップで相談したとします。

そこで店員さんが、
「視力がいいなら眼鏡は要らないと思いますが…」
と返答されたらあなたはどう感じますか?

逆に店員さんに、
「視力がいいのに、どうして眼鏡を作りたいのですか。その理由を聞かせてもらっていいですか?」
と返答をもらったらあなたはどう感じますか?

かなり極端な例を挙げましたが、

要は、こちらの言わんとすることを汲み取って、メガネ作りに反映してくれようと考えてくれるかが分かれ目だと思っています。

当然、こちらの意図をメガネ作りに反映する店員さんの知識と経験は必要だと思います。

しかし、
知識と経験が豊富だからといってベテラン店員さんが絶対に良いと言い切れるわけでも、経験が浅い店員さんがダメだというわけでもないと思っています。

繰り返しになりますが、こちらの意図を汲み取ってくれようとするかが、まずは基本ベースだと思います。

当然、店員さんによって違いがあるものですが、質の良い眼鏡屋さんは、個人の技量だけに頼るというより、一連の教育システムがしっかりしてるように思います。

その一連の教育システムの上で、
店員さんが御自分の特性も組み合わせて相談にのってくれているものだと感じています。

ですので、
最終的には相性が合いそうな店員さんに出会えれば最高です。

でも、
その前に、あなたの相性が良さそうな質の良いメガネ屋さんを選べたとしたら、将来的にも安心して眼鏡作りに備えられると考えます。

メガネを初めて作るときのコツのまとめ

ここまで、メガネを初めて作るときのコツ。3つの考え方(メガネフレーム編・メガネレンズ編・眼鏡店編)として、お伝えしてきた内容をまとめたいと思います。

まずは、最も伝えたい一言として、

眼鏡をかけると「世の中が美しく見える」ということをお話しました。

そして次に、メガネを初めて作るときのコツとして、以下の3つの考え方に分けてお話ししました。

1.質の良いメガネフレームを選ぶでは、

品質の良いメガネフレームは、自分の心地良さの純度を高めてくれ、結果、世の中が美しく見える土台ができるとお伝えしました。

そして、以下の3ステップで『メガネフレーム探しのポイント』を、

ステップ① 「お店に行く前に、スマホで検索してみると、
ある程度の数の種類のメガネフレームを見ていくと、自分好みの傾向が見えてくる

ステップ② メガネショップでお気に入りのメガネフレームを試しにかけてみると、
立体ではない写真や画像では伝わってこない微妙な違いが感じ取れる

ステップ③ 眼鏡をかけている人を観察すると、
他人がメガネをかけた姿を見て観察みることは、他人事を自分事のようにフィードバックできる

という内容を、私の体験からお伝えしました。

2.質の良いレンズを選ぶでは、

メガネレンズはとても重要だということを前提に、

「質の良いレンズとは、人によって質が良いと感じるニュアンスが違う」

ということを、絵画とカメラレンズの話を例に挙げてお伝えしました。

 

3.質の良い対応をしてくれる眼鏡屋さんを選ぶでは、

あなたのニュアンスを感じとってくれるメガネ屋さんを選んで欲しいと提案させていただきました。

以上、簡単にまとめてみましたが、メガネを初めて作るときのコツのお話しはいかがだったでしょうか。

あなたの初めてのメガネ作りへの、新たな視点が持てていたら幸いです。

おかげさまで、私は眼鏡作りに成功したと感じているメガネをかけて、この記事を書いています。

眼鏡をかけると『世の中が美しく見える』という、最初にお伝えした感触をぜひ体験してもらえたら嬉しいです。

ここまでお読み頂き、大変ありがとうございました。

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