和菓子屋を起業した高校生社長の名前と店名と動機は?

今回は、NHKテレビ9月16日(土曜)20時45分〜21時30分の番組「沼にハマって聞いてみた」に出演の和菓子屋さんを起業し経営している女子高校生ハルカさんについてです。

高校生でありながら起業して「何でそこまで?」と思いつつ、なおかつ「何でまた和菓子屋さんなの?」と調べずにはいられなくなりました。

もしこの高校生の経営する和菓子屋さんの事や、その起業動機が気になる方は、最後までご覧ください。

和菓子屋さんの店名と高校生社長の名前は?

高校生社長のお名前は、薄井華香(はるか)さんと言います。株式会社Soffione(ソッフィオーネ)の代表取締役という立場です。

2022年12月にリニューアルオープンし、現在『華果』(はなか)という店名で果物とお菓子のお店として営業しております。

出典:https://classy-online.jp/

※『華果』の所在地:東京都世田谷区経堂1-26-11

起業(2021年6月)当初は、金沢フルーツ大福『凜々堂(りんりんどう)』経堂(きょうどう)店フランチャイズ(FC)店としてオープンしていました。

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その1年半後にFC契約を終了し、完全に独立した形で現在の『華果』という自社ブランドをリニューアルオープンとして立ち上げました。

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独自ブランドとしたその理由の一つとして、自社ブランド『華果』を通して、青果の生産者の方々の細部までこだわりをお客様に伝えたい想いがつのったようです。

でも最初に薄井さんの存在を知った時、昔ながらの和菓子屋さんをイメージしてしまい「高校生なのに何で和菓子店で起業したのだろうか?」ということを思ってしまいました。

しかし、上記のようなシンプルでおしゃれな和菓子屋さんの写真を見て考え直しました。

又、凜々堂さんの販売商品に対する考え方は、『高級食パン専門店』のようなアイデア感覚を感じました。

例えば、取り扱う商品カテゴリーや種類も絞り、その絞った商品の中でクオリティーを高くしていく商品作りと似ていると思いました。

ですので、薄井さんが最初に出店した凜々堂のフランチャイズ店も「大福」というカテゴリー商品に絞っています。

そして商品を絞った上で特徴を生かしていくところに、高級食パン専門店の発想とリンクして、新しい形の和菓子屋さんだと思い直しました。

起業の動機

でも、やはり「そもそも高校生なのに起業しようと思ったのか?」という事は気になるところです。

そこで起業に至ったその主な理由を調べてみますと、

①薄井さんの親は青果を扱う仕事で、ちょっと傷が付いていただけで売り物にならない食べ物を見て、切ない気持ちになっていた。
②小さい頃、社長になりたいとも思っていて、商品とお金のやりとりをして遊ぶことが好きだった。
③凜々堂さんも同郷の金沢で、実家にフランチャイズ出店話が持ちかけられていて、両親も後押しをしてくれていた。
④学生時代の薄井さんは得意なこともなく、それなら早く社会に出て自分らしいことをやってみたいと思っていた。

というようなことが起業動機になったようです。

でも、高校生で起業するというのは、やはり少数派です。

そこで薄井さん世代に、和菓子がで受け入れられる時代背景の影響もあったのではないかと推測しました。

なので今、世の中で起こっている和菓子系への人気現象について見ていこうと思います。

世の中で起こっている和菓子系の人気現象

1:スポーツの合間の栄養補給に羊羹

2:あんこブームの到来

1:スポーツの合間の栄養補給に羊羹

スティック羊羹』という商品を目にしたことがあると思います。

あの羊羹で有名な「とらや」さんや「井村屋」さんも商品化しています。

このように「スポーツ羊羹」とネーミングされている商品もあります。

出典:https://www.imuraya-webshop.jp/

・脂質が少なく栄養補給ができる
・栄養補給が持続しやすい
・小さくコンパクトで持ち運びしやすい

など、栄養面が優れている上に、機能性が高く重宝する商品になっています。

例えば、短い時間でサッと食べたい時など袋からすぐに取り出せないとイライラするものです。

ですので、このような消費者側に立った工夫商品で和菓子の魅力が広がるといいですね!

 

2:あんこブームの到来

スターバックスコーヒーでも、あんバターサンドという商品が定番商品になりました。

出典:https://menu.starbucks.co.jp/

例えば『粒あんとマーガリン』という懐かしのコッペパンシリーズあり、ロングセラー商品です。

健康志向の気分も一緒に味わいながら食べたい」という心理の表れとして、和菓子素材のあんこのパンは人気があるとのではないかと考えます。

そしてスタバがトレンド商品として打ち出したあんサンドは一過性で終わらず、定番商品の仲間入りをしたのは、今の若者世代にも和菓子が受け入れられたといってよいのではないでしょうか。

和菓子系人気現象のまとめ

この2つの人気商品の共通点を、ざっくりと一言でまとめてみると、甘いものを健康的に食べたいという人間の潜在的欲求に下支えされているのではないかと思います。

例えばダイエット志向は時代を超えて変わらず需要があります。

実際にダイエットの敵とされている脂質においても、洋菓子に比べて和菓子は脂質が低めとされています。

そういう意味からもこれから和菓子需要が大きくなることが考えられます。

ただ、和菓子にも時代的なファッション感が求められると感じます。

そういう意味で、

・凜々堂の大福

・スタバのあんサンド

など、洋菓子的ファッションセンスの取り入れながら、中身は健康的な材料を使ういう事は和菓子が普及していくヒントになると思いました。

まとめ

ここまで高校生で起業された
・薄井華香(はるかさんについて
・出店した和菓子屋さんについて
・和菓子の時代背景について

というテーマを中心に見てきました。

薄井さんの起業については「若過ぎるほどの若さで…」としかいいようがなく、正直びっくりしました。

薄井さんの御両親も後押ししてくれたとの事ですが、自分の子供が高校生だったら、後押しというより「もうちょっと待ったら」と判断する方が多いのではないでしょうか。

そういう意味では、起業家精神をもてる家庭環境だったのではないかと拝察します。

このような時代流れの中で、和菓子に目が向くようになってきたのは「今の時代の要請でもある」ようにも感じます。

ですので薄井華香さん、これからも内に秘めた情熱を和菓子に込めてガンバってください❗️

 

 

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